「2006年12月」の記事一覧
「ジョブカフェ群馬 観光人材育成塾」一日お客様体験 in 松本楼
財団法人群馬県労働福祉センター実施の「観光人材育成塾」。
本日は、観光地の旅館・ホテル等の観光業に興味があり、働く事を希望する若者を対象とした体験学習の場として、松本楼・ぴのん(姉妹館)を提供させていただくこととなりました。
伊香保町の観光ガイドと共に、石段街を散策された後、松本楼に到着されたご一行様。
皆でお出迎えをして、まずは、若女将から旅館の仕事全般についての紹介と、「おもてなしの心」についての講義を受けて頂きます。昼食は、姉妹館の「ぴのん」で召し上がっていただき、午後は「働く先輩によるパネルディスカッション」ということで、フロント・調理・ぴのん・エステの各部署から熱い接客人&料理人4名がパネリストとしてお話させていただきました。
フロント志望の学生さん、客室係志望の学生さん、前職プログラマーの方、前職本屋さんの方・・・と、それぞれ、個性的な皆さんをお迎えし、現在の私達の仕事について、楽しさ、厳しさ、アドバイス等、率直にお話させていただきました。
人に伝えるという事って、とても自分の頭の整理になりますね。お客様に対する想い、自分自身の目指すところ、若い皆さんに伝えたい事・・・、書き出して声に出す事で、心で思っていることがくっきりと浮き上がってきます。私も回答しながら、「そうだよ、私はこういう接客がやりたいのだよ」「いま自分に足りないものはこれだ」「それを補う自分の強みはこれだ」と、やるべき事がますますはっきりしてきました。
ある方から、「自分は接客業に対して、お客様に喜んでもらいたいという曖昧な思いしかないのですが、皆さんどのような想いを持って仕事されていますか」と質問をいただきました。
「お客様に喜んでいただきたい」という気持ちがあれば十分ではないですか。曖昧どころか、その想いに尽きます。ただ、お客様に喜んでいただくためのサービスには限りがありませんし、何が喜ばれるのかという答えは、お客様それぞれの心の中にあります。
お客様に関心を持って、深く知りたいという想いで接すると、お客様は自然と答えを教えてくれます。たまには的外れな対応をしてしまうこともあると思いますが、それはやはりお客様へ集中していない時なのですよね。でも、そうやってお客様をよく観察できるようになると、お客様が意識していないところにまで先回りして対応できたりするのですよ。この「思いもかけないサービス」に感動が生まれるのですね。そして、その時のお客様の笑顔に、私達は喜びを感じるのです。
あぁ、至福の時間・・・。
業種は異なっても、仕事には必ずお客様がいらっしゃるので、すべての仕事はサービス業と思っています。その中でも、接客業はお客様と対面してダイレクトに反応がわかるので、お客様が喜んでくださっているという幸せな空間を共有できることが何より嬉しいです。
実際は、旅館業のマイナス部分もたくさんお話させていただいたので、皆さんをお見送りした後に、「もっといい話したほうが良かったかなぁ」なんて他のメンバーと話したりしたのですが、苦しみの中にこそ成長があると思って、ドーンとホテル・旅館業に飛び込んでいただきたいものです。
何からでも学ぼうという姿勢と、学びを実践する行動力があればすべての経験が自分の身になっていきますから、笑顔で、どんどん前に進んでください。
皆さんのこと、応援しています!
鉄子
榛名湖イルミネーション
16日から点灯がスタートした、榛名湖クリスマスパーティーイルミネーション。榛名湖での初の試みを、若女将と共に女二人で楽しんで参りました。
夜9時、凍える寒さの榛名湖ですが、到着してみると結構な人出ではないですか。や はりカップルさん多し、それから、ご年配のお友達同士、ご家族連れ、若者グループさん方と、幅広い年代のお客様が
いらっしゃいましたよ。
光のアーチをくぐったり、カップルが行き交うラブラブ橋(という名前はついていません が)のハートから、一人手を振る若女将を撮ったり、そのあと「超はずかしー」と走ってくる若女将に爆笑したり、願い事 カードを書こうかと思ったけれど、よく見たら200円かかるのでやっぱりやめてみたりと、カップルさん達と同じように一通り楽しんだ頃には、すっかり手足が凍りました。指が固まってシャッターが押せないよう・・・。
イルミネーションに背を向けて並ぶテントを覗き込むと、なんと解凍アイテムがそろっているではないですか。甘 酒!おでん!もつ煮!ラーメン!焚き火!イヤッホー!
冬山のパラダイスに吸い寄せられていくと、本イベントの仕掛け人を発見。「なんか、私の知ってる人が仕掛け人になっていそうな気がする。」と言っていた若女将ですが、やはり知り合いの方がいらっしゃいました。高崎市役所観光課の御園生さんです。
「御園生さんはね、カリスマ公務員と呼びたいくらい町づくりに熱い方。伊香保と提携してもっともっと、この素敵な観光資源をPRしたいなぁ。」と若女将。隣り合う伊香 保と榛名、お客様に喜んで頂きたいという思いを持つもの同士、新しいチャレンジに力を合わせていけたら楽しいですね。
主催である榛名観光協会榛名湖支部・青年部の皆さんにお話をお聞きすると、寒空の下、13日をかけて制作 にあたり、点灯期間中の片付けは深夜0時過ぎまでになるのだそうです。
「今年初めての試みということで不安もありましたが、平日で2~3千人、17日の日曜日は約5千人のお客様が足を運んでくださいました。」と嬉しそうにおっしゃっていました。
アツアツのおでんと甘酒、そし て「冬の榛名湖もお客様に喜んでいただきたい!」という皆さんの熱意に、心までホカホカになったのでした。
青年部の皆さん、25日まで頑張ってくださいね。そして、冬の新名所として、来年、再来年と更にたくさんのお客様に喜んで頂ける様、私達にもお手伝いさせてくださいね。
鉄子
■榛名湖イルミネーション 12月16日~25日
【平日 午後5時~10時】 【土日 午後5時~11時】
詳細 高崎市役所ホームページ
コンパニオンさんのお仕事
忘年会シーズンには欠かせない存在、素敵なお姉さま方「パーティーコンパニオン」さん。お客様のご宴会を、華やかに、賑やかに楽しませてくれる重要な存在です。本日、松本楼のお客様のご宴会に入ってくださるコンパニオンさんは総勢37名。各ご宴会場、コンパニオンさんの登場と共に歓声が上がるのです。「ヒューー!待ってましたーー!!」本当ですよ。お姉さま方、今日も楽しいご宴会作りを宜しくお願い致します。
いつも、きちんきちんと、お客様に対応してくださる「マーキュリーエンタープライズ」さん。「おせわさまで~す」とすれ違うコンパニオンさん方に、ダメもとで撮影交渉。お父さんお母さんに内緒だったり、昼間お堅い仕事だったりと、なかなかお願いするのは難しいのですが、快くOKしてくれた『あすかチャン』と『はるかチャン』のお二人、ありがとうございます。素敵な笑顔で答えてくれました。
どんなお客様がモテます?
「お酒をたくさん飲んでくれる方。一緒に盛り上がってくれるお客様だと嬉しいです。」
裏話的なコト教えて下さい
「松本楼さんの尾上(宴会場)の竜の絵が飾ってあるお部屋に呼ばれる時は、特に素敵なお客様の事が多いって、皆の間で話してますよ。」
へっ、そんな噂があるのですか。おもしろいですねぇ。しかし竜の絵ってどこにあったっけ?
ところで素敵なお客様って?
「・・・心づけを頂いたり(笑)、紳士的な方だったり、何よりお客様も私たちも楽しい時間を過ごせる時ですね。」
なるほど、サービスする側される側、それぞれの立場はあれど、お互いのサービス精神があってこそ、楽しく時間を共有できるということですね。
コンパニオンさん、このシーズンもがんばってーーーー!
鉄子
再会オペラ
紅葉を撮りに榛名湖へ出かけ、素敵なお二人にお会いしたのは1ヶ月半前のこと(その日のブログは季節の便りカテゴリーに)。本日、テノールの大川さん率いるお仲間5名様で伊香保にお越しくださり、久々の再会となったのです。あの日、榛名湖畔で「今度ぴのんでコンサートなど是非・・・」とお声掛けしてから、幾度か連絡をとらせていただき、ノリノリで話が進み、今日は「こんな感じのオペラですよ」と生音を若女将に聴かせてくださる為に、伊香保にお越しくださいました。皆さん、演奏会などに引っ張りだこのところ、都合をつけていただいて、また、大変なお手間をかけ電子ピアノもお持ちいただきありがとうございました。
松本楼ラウンジにて、観客は若女将と私とスタッフ数名。なんとも贅沢なこと。そのうちにチェックインのお客様もちらほらいらっしゃって「ほぉ~、いいねぇ。普段聴きなれないけどすごいね。」と感心されていました。「今日は本番ではないのですが、すてきですよね~。お客様タイミングが良かったですね。」と、イナバウアーと共に一躍有名ソングとなった『トゥーランドット』に私もうっとり。
演奏を終えて、若女将とお話の弾む皆さん。「昔から、文豪・芸術家たちが創作のため好んで滞在した伊香保、これからも文化・芸術の発信地でありたいと共に、伊香保らしさをお客様に感じていただける町となっていきたい。」と若女将。そのためのアイデアはいつも伊香保の温泉のように湧き出ています。そして同じ気持ちで楽しんでくださるたくさんの方たちと繋がることで、一つずつ現実となっていっています。今回の出会いも皆が楽しくなるための引き合わせと信じています。
来年あたり、石段オペラが公演されたりして…。
鉄子
インターネットでグンググン!
本日は、若女将と共に東京へお出かけです。若女将は、とある会食へ、私は集客アップセミナーへ。会場は東京国際フォーラムです。寂しいけれどお昼は一人でとらなければ・・・。
丸の内OAZOの丸善さん(本屋さん)で、おじ様方に混じりながら、ビジネス書や、マーケティング論などを読んでみたりして、3冊を買って4階のハヤシライス屋さん(?)へ。若女将お薦めのM&C Cafeで黒板メニューを即注文。
伊香保で一人酒は慣れていますが、東京の曇った空を眺めながらの一人ランチは少々寂しかったですよ。本を読む間もなくハヤシライス登場。クリーミーなきのこソースがかかって美味しかったです。食べ終えていそいそと会場へ。
ホテル旅館対象のこのセミナー、場内これまたズッシリ感のあるおじ様方が大半を占めています。しかし講師は27歳とお若い。私達世代がこれからの販売体系を変えるのですな。みんなついておいで~。と言っても同世代にも関わらず、わたくし、かなり乗り遅れております。
セミナー内容は、具体的で是非実践したいものばかり。あとは、やるかやらないかそれだけです。ブログの強み、マメな更新の意義も再確認できたし、一層ブログ熱が沸いてきましたよ。
さあて、やるぞやるぞ。
鉄子