「2007年04月」の記事一覧
榛名ドライブ絶景スポット
榛名神社の写真撮りをせよ、という指令が出たもので、久々に榛名湖まで登って参りました。
松本楼より榛名湖までは車で約20分。
延々続く急カーブにお気をつけいただき、首なしライダーの並走にもお気をつけいただき(何番目かのカーブにたまに居るそうです、私は会ったことありませんけど)、また深夜は、走り屋さんのドライビングにもお気をつけいただき(榛名山は、マンガ『頭文字D』の舞台であります)、安全走行でどうぞ。
さて、そんな榛名湖までの道中に現れる絶景スポット。
こちら「高根展望台」。標高は1029mでございます。
伊香保ロープウェイで登る見晴らし展望台(1000m)より多少高いのですね。
伊香保温泉街は標高約700mですから、300mほど標高差があるというわけです。気温も3度程低くなります。
今日は風が吹き荒れていて寒いのなんの。しかし、結構お客様がいらっしゃいましたよ。
その中に寒さ知らずのアツいお二人を発見。
忍び寄り、「失礼いたしますぅ。」とお声掛けしてみました。
お二人の世界にいきなり入り込んだため、ビックリなさったのか、軽く後ずさりされてしまいましたけどね。テヘヘ。
胸元に輝くペアリングが眩しいです。
終始見つめ合い笑顔がこぼれるお二人。
純粋な愛に生きる美しさったら、それはもう生きるエネルギーに満ち溢れているわけですよ!
見晴台からの絶景も負けますな。
こんなステキなカップルがいたりする「高根展望台」。 是非お立ち寄りを。
麗楽屋 鉄子
保科美術館で楽しむ足湯
ホテル松本楼の足湯に続き、無料で足湯を楽しめるスポットをご紹介致します。
こちら伊香保 保科美術館さん。
広々としたスペースに、日本画、アールヌーボー、竹久夢二などの作品が展示されています。
美しい庭園と雄大な山々を望む、展望喫茶からの眺めは最高。
空と山と雲が作り出す自然美は、一枚の絵画としてお楽しみいただけます。
バリアフリーの館内は、車椅子をご利用のお客様もゆったりとご覧いただけますよ。
こちら、正面玄関付近にオープンした足湯も、人気処。 白壁、瓦屋根、真紅の番傘とコントラストがイイ感じです。
『とっても気持ちいいですよ!』
「お写真ブログに載せてもOKですか?」
『え〜恥ずかしいけどOKで〜す。』
どなたにお声掛けしても、皆様快くOKしてくださって嬉しいです!
しかし掲載がだいぶ遅くなってしまって申し訳ありませんでした、お二人様。
やっとこ更新させていただきました〜。
麗楽屋 鉄子
伊香保近隣観光施設見学会⑦ ~最終回 伊香保温泉石段街編~
ゴールデンウィーク前の松本楼恒例、観光施設研修。
4月12日に実施した、伊香保近隣観光施設見学会①、②、③、④、⑤、⑥の続きでございます。
伊香保温泉のメインストリート、石段街へ到着。
さかのぼること四百余年、もともとは源泉近くに温泉宿があったということですが、天正3年長篠の合戦の後、武田軍が多くの戦傷者を収容するため、より広い現在の場所に湯宿の移転を命じ、伊香保温泉の原型が誕生したのだそうです。
伊香保温泉は日本初の温泉リゾート都市計画に基づいてつくられた街なのであります。
こちら、明治時代の石段街。
明治になると、政府の招聘により来日したドイツ人医師、ベルツ博士によってヨーロッパの温泉地療法が導入されます。
ベルツの提案により子宮病患者治療施設の建設、湯元道路の改良、公衆衛生に関する指導、温泉全般の改良取締りなどが実施されていきました。
こうして、たくさんのお客様を収容できる体制が整った伊香保温泉は、のちの温泉ブームに乗り、ノリノリの絶頂期を迎えるわけです。
その後の山と谷は省略しまして・・・。
こちら現在の石段街。
昔からの伊香保を知っていらっしゃるお客様などは、『あんまりキレイにしちゃっても、面白みがないんだよな〜』とお話されたりしますが、ご心配なく。
ちょいと横道に入れば、クネクネ、ゴチャゴチャ、田舎のおばあちゃんちの臭いがプーンと漂ってくる、ひなびた路地歩きをお楽しみいただけます。
このあたりの迷路のような路地は、深いお時間の方がよりお楽しみいただけるかと思います。オススメのお店なども追々、このブログにてご紹介させて頂く予定でおります。どうぞお楽しみに。
ところで「ひなびる」という言葉、なんとなくの雰囲気で使っていたのですが、『いなかふうで、素朴な感じがする。』という意味なのですねぇ。
漢字で書くと『鄙びる』。
反対語は『みやびる』。
参考までに。
さて、石段街の階段(約360段)を登りきると、温泉、医療、商 売繁盛、子宝授けの神様が祀られる伊香保神社がございます。
この伊香保神社−ホテル松本楼間、片道約20分(徒歩)。 結構な距離がございますので、当館より石段街中腹まで送りの車が出ております。
原則20分おきの出発となりますが、可能であれば随時お送り致しますので、お気軽にフロント又は直接車輌係へお声掛けくださいませ。
お迎えにはあがりませんので、ゆっくりと温泉街を散策していただいて松本楼までお戻りくださいね。
石段街の名店については、改めて掲載させて頂きますのでこちらもお楽しみに。
とっても楽しそうに石段を歩かれていらっしゃるステキなお二人を発見。
「突然失礼いたします。ホテル松本楼と申しますが・・・」とお声掛けすると、
『あ、ウチも松本楼なんですよ』とお客様。
「え?でも松本楼のお浴衣ではないですし・・・え?え?」
『いやぁ、私、日比谷松本楼なんです。』
「やぁーそうなんですか!?まぁーー!」
伊香保温泉がリゾート地として栄えていた明治時代、現在の女将の祖父母が、この石段街で洋食屋を営んでおりました。
その洋食屋を開店するにあたり修行させて頂いていたのが日比谷松本楼さんなのです。のれん分けという形でお名前を頂いたということです。
伊香保の御用邸に皇室の方々がいらっしゃるときには、日比谷松本楼さんから応援が来て、一緒にお料理をお出ししたのだそうですよ。
お客様にも日比谷松本楼さんとの関係は?というご質問をたくさんいただきます。実は、こんな繋がりがあったのでした。
もちろん、日比谷松本楼のスタッフさんもご存知ありませんでした。
でもご挨拶させて頂くことができて、とても嬉しかったです。ありがとうございました。
本当に偶然の繋がりって楽しいですね!
麗楽屋 鉄子
伊香保近隣観光施設見学会⑥ ~竹久夢二伊香保記念館編~
ゴールデンウィーク前の松本楼恒例、観光施設研修。
4月12日に実施した、伊香保近隣観光施設見学会①、②、③、④、⑤の続きでございます。
伊香保システィーナ・サンエイ&猿劇場から約10分、ようやく伊香保温泉街へと戻ってまいりました。
ホテル松本楼より徒歩5分の「竹久夢二伊香保記念館」。
広大な敷地の中に現在8棟の建物が点在しております。
重厚な造りの建物、和と洋が融合された館内へ一歩踏み入れると・・・、そこは、夢二の生きた時代、まさしく大正浪漫。
アンティーク家具、ステンドグラス、オールドノリタケ、ハンデルランプ・・・、夢二の作品を引き立てる歴史的美術品の数々が、ドラマチックな空間を作り出しています。
内部の照明器具は全て大正時代に製作されたものだそうです。
夢二の作品として代表される「黒船屋」「榛名山賦」「青山河」など、1万6千点余りの資料が保管され、定期的に入れ替わり公開されておりますので『来るたびに異なる作品を目にできる』と、何度も訪れるお客様が多いとか。
大きく憂いを含んだ眼差しに、か細い体。
〝まてど暮せど来ぬひとを 宵待草のやるせなさ こよいは月も出ぬさうな〟
夢二の世界に浸り、彼の作詩した宵待草を口ずさみながら、「夢二式美人」といわれる刹那顔の美人画を眺めるのでした・・・。
夢二は美人画以外に、子供画や木版画、本の装幀なども手がけています。また、浴衣や手ぬぐいといった、生活に溶け込んだデザインというところにも情熱を注ぎ、日本のグラフィックデザイナーの先駆者として、たくさんの作品を残しました。
せつない表情の美人画とは全く異なって、楽しい!平和!元気!といった画風もたくさんありましたよ。のほほんとしたおもしろデザインや、時代を感じる双六などには笑ってしまいました。
また、こちらのミュージアムショップはかなりオススメです。
古びることの無い夢二のデザイン、その世界を思い出と共にお持ち帰りいただきたいですね。
かなりかわいいオリジナル商品の数々。お土産選びに没頭するのも、楽しい時間です。
館内、夢二の作品同様すばらしい調度品が揃えられているのですが、高く細くのびる窓へ、なんとも夢二の雰囲気にぴったりのロールスクリーンが掛かっており、心引かれました。
「こういったスクリーンなどは、どのように揃えるのですか。」とスタッフの方にお聞きすると、やはり特注品で、京都の唐長という唐紙屋さんに夢二のイメージと美術館のコンセプトに合わせて刷り上げて頂いたものなのだそう。
江戸時代から続く伝統文様の中から選定された『ひょうたん』『桜散らし』『梅の丸』の文様が唐紙の陰影とともに浮かび上がります。
それぞれの文様の唐紙スクリーンがどちらに掛かっているか、皆様も見つけてみてくださいね。
柔らかく変化し室内に落ちる日差し、優しく浮かぶひょうたんの柄。
あぁ、流れる時間が違う。。。
幸せな非日常的空間にウットリです。
自然、人、建築、芸術家の技と想い、そこに流れた歴史、それぞれが織り交ざって空間を作り上げています。
本物の揃う美術館というのは、ふっと通り過ぎた情景までもが絵画のごとく心に記憶されるのですね。
そこかしこに歴史と物語とが埋まっている夢二記念館、単にひとまわりするというのではもったいないですよ。 ゆっくり時間をかけて、夢二の生涯や歴史背景にまで入り込んでいただくのが、最も有意義な過ごし方かと思います。
スタッフの方々の対応も、非日常を感じさせるとても丁寧なものでした。
皆さん商品知識が豊富でいらっしゃいます。 是非、遠慮なくスタッフの皆さんにたくさんの質問をしてみていただきたいと思います。
より深い驚きや感動と共に、夢二の世界を楽しませてくださるはずです。
麗楽屋 鉄子
板前離乳食に赤ちゃんもご満悦
小さなお子様とご一緒のお泊りでも、安心してご利用いただける旅館を目指しているホテル松本楼でございます。
大浴場・貸切風呂への、おもちゃ・ベビーバス・バスチェアーのご用意。客室への、お子様用の椅子・小さなお布団のご用意などなど。そして、ホテル松本楼スタッフの心配り・・・。
お客様のご負担が軽くなりますよう、できる限りの対応をさせていただいておりますが、今、大変好評を頂いておりますのが、離乳食のご用意。
只今、子育て奮闘中の板前が「新鮮で安全な素材のみで調理した離乳食で、赤ちゃんの食の目覚めをお手伝いしたい!」とこだわりの離乳食をご用意致しました。
夕食と朝食セットでご予約頂く場合が圧倒的に多いですが、もちろん夕食のみ、朝食のみといったご用意も承ります。
夕食1050円、 朝食525円。
ご予約はホテル松本楼予約係 0279-72-3306
メールにてお問い合わせくださいませ。
生後6ヶ月前後の赤ちゃんを対象とした離乳食ですが、お子様の食の進みに合わせて、粗刻みからペースト状まで、ご要望に応じることが可能です。どうぞ、お申込の際にお伝え下さいね。
カメラと私の存在が気になる様子のしんのすけくんです。かなり熱い視線で追ってくれました。
照れる〜。
「おいちぃ?」と聞くと、たまらなくかわいい笑顔でこたえてくれましたよ。
ご夕食時の離乳食はこんな内容となっております。
ご朝食内容はこちら
「トマトの裏ごし」
「マッシュポテト青海苔風味」
「きびがゆペースト」
「味噌汁の上澄み 麩をのせて」
「ヨーグルト」
出汁は鰹・昆布からとり添加物なし。
素材からの塩分のみで塩は加えていない。
まな板・容器・スプーンは消毒済みのものを使用。
「うちの子にも作ってあげたんだけど、結構、気分で食べたり食べなかったりするんですよね。そんな気 まぐれな赤ちゃんが好き嫌いしてもいいように、ちょっと量は多めだけど、たくさんの素材と食感を用意してみました。赤ちゃんが食べ切れなかった分は、どうぞ大人の方も召し上がってみてください。バナナは、夕ごはんをしっかり食べられなかった時のためにと用意しました。」と板前さん。
最近ますます、赤ちゃんと食についてお勉強が進んでいく様子です。
皆様からも、是非、ご意見をお寄せくださいませ。
「普段は食が細い子なのだけれど、今日は良く食べてくれてビックリ!」とか
「机を叩いておねだりされちゃって、どんどん食べて完食しちゃいましたよ!」などというお声を、
直接お聞きできたり、また、アンケートに書いてくださっているのを見て、板前さんたちと一緒に、大変喜んでおります。
しんのすけくんもたくさん食べられたかな?
それにしても、完璧なカメラ目線で「おいしい」表情を撮らせてくれるしんのすけくん。
ナイスです!
さあ、この離乳食をお子さんに食べさせてあげたくなってきたお客様。
どうぞ松本楼へご連絡くださいませ。
*離乳食のご予約は、宿泊日の前日までにお願い致します。
*電話0279-72-0036 メールにて承ります。(ご予約の際、粗刻み・ペースト状・何分粥といったご希望をお申し付け下さい)
麗楽屋 鉄子